焼き菓子の風味の決め手となる焦がしバターを作りたいが、時間もコストもかかってしまう。さらに、温度や湿度によって焦がし度合いがブレてしまい、常に同じ品質の焦がしバターを作ることが難しい。
【焼き菓子】焦がさなくても簡単焦がしバター風味
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課題や背景
添加による効果
SビターCFを溶かしバターに使うことによって、焦がしバターのような色・風味を再現することができ、焦がしバターの工程を削減することができた。
詳細情報
焦がしバター作成の課題
バターを褐色になるまで加熱した焦がしバターは、香ばしく豊かな風味を持ち、フィナンシェを代表とする焼き菓子の風味の決め手となります。
しかし、焦がしバターを作るには、時間もコストもかかってしまいます。また、作業環境の温度や湿度などによって焦がしの度合いがブレてしまうこともあり、同じ品質で焦がしバターを作り続けることは大変な作業です。
溶かしバター+SビターCFで焦がしバターの代用に
既存のレシピにSビターCFを入れるだけで、SビターCFの持つ苦味や甘味、複雑味によって、より濃厚な風味が出せます。この効果によって「焦がしバター」の代用として「溶かしバター+SビターCF」を活用することができ、焦がしバターを使用したかのような、香ばしく風味豊かな焼き菓子を作ることが可能になります。
「溶かしバター+SビターCF」の活用によって、焦がしバターの作成工程をなくし、時間のかかる作業を削減することができます。また、作業環境によって、焦がしバターの焦がし度合いがブレてしまう課題も解決し、同じ品質に平準化することができます。
さらに、副次的な効果としてSビターCFの保水作用により、パサつかずしっとりとした食感にすることができます。フィナンシェで活用すると、しっとりとした、くちどけの良いものになります。
レシピ
フィナンシェ
Sビターで簡単!焦がしバター風味香る
材料 | <約20個分> 卵白:125g はちみつ:25g アーモンドプードル:100g 粉糖:75g 薄力粉:20g バター:170g SビターCF:2.5g |
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作り方 | ❶卵白、はちみつを量り40℃の湯煎で温め混ぜる。 ❷アーモンドプードル、粉糖、薄力粉を篩い、①に混ぜる。 ❸溶かしたバターにSビターCFを混ぜ、②に混ぜる。 ❹型に流しコンベクションオーブン160℃で12〜15分焼成して完成。 |
ポイント
※SビターCFは、生地全体に対し0.5〜1.0%が目安量です。
※焼成時間はあくまで目安ですので、調整をお願いします。